こんにちは、ミッキー(@micky19750930)です。
人は時に「死にたい」って思うことあると思うのです。でも死んだらそこでおしまい。
死にたくなったら是非試してほしい方法があります。
但し、この方法は客観的に見て少しでも環境を変えることができる可能性がある方に限られます。
たいていの場合は、環境を変えられるはず。だったら死ぬ前に思い留まろう。
病的な理由で激痛が一生続くとか、現代の医学や環境でもどうにもならない場合は、この方法はお勧めできないかも。個人的にはそこまで生に執着する必要はないかなとも思っていたりもしますが、それはまたの機会に話すことにしよう。
目次
俺も自殺を試みようとしたことがあった
今回のお話は、筆者の体験(ノンフィクション)を基にしたいと思います。
ぼくが20代後半だった頃でしょうか。
突然、「自殺しよう」と決意したことがあります。
今こうして書いてるぐらいだから自殺はしないで済んだのですが。
実体験からどうやって自殺を思いとどまったかを書いていきます。
仕事がブラックで追い込まれた
学校を出てから1回ほど転職して、IT系の中小企業に就職しました。
未経験の自分を雇ってもらったのはとても嬉しかったので、とりあえず続く限りは頑張ろうと自分なりに努力していました。
自分の仕事はコールセンター業務とプログラミングの2つの業務を掛け持ち。
上記記事では述べていませんが、自殺しようとしたきっかけの1つはこの仕事です。会社が悪いとも言えますが。
とにかく激務で、8:00〜23:00が自分の勤務時間。休憩は2時間ぐらいあるものの、1日13時間で残業まであったのだから、今思えば酷いもんだなあ。
週休2日制でしたが、人員が足りず休日出勤することもしばしば。
1ヶ月で300時間程度働いていたでしょうか。ブラックですよね(笑)
コールセンター業務では客からのクレーム処理を余儀なくされた。当時のサポートしていたマシンがひどいこともありましたが、このクレーム処理は永遠と続いて精神的にきつかったねえ。
肉体的にもきつかったですが、若いせいもあってかそこまでは辛くはなかったですね。
しかし、精神的にきつい状態のままプログラミングするものだから、精度の低いプログラムしかできない。そしてバグ(障害)が発生し修正に追われる。
どっちの業務もうまくいかず、負のスパイラルを抱えながらもなんとか仕事していった。
唯一、仕事が続けていけた理由が1つあります。それは良い上司がいたから。
ぼくがミスしてもフォローしてくれて、うまくいかなかった時は相談にも乗ってくれた。だから頑張ることができた。
しかし、こんな状態も長くは続かなかった。その上司が逃げちゃったんですよ。
理由は聞いてないけど、俺と同じく、仕事を含めたこの環境が辛かったからですよね。今思えば逃げて正解。
俺もこの時に逃げてれば状況は変わったかもしれませんが、変に責任感があったのでしょうか、逃げることはしなかった。
上司が逃げてぼくがリーダーとなり仕事を続けていきますが、あるプロジェクトがとてもひどいことになっていった。
家に1週間以上帰ることができず、会社で寝泊まりしながら仕事を続けていました。寝ると言っても4時間ほどの仮眠なので実質20時間労働という、ブラック以上のブラック状態。
こんな状態が続いたおかげで、業務中に倒れて救急車で運ばれました。診断結果は「過労」
これでしばらく休める。とぼくは思いました。誰でもそう思うだろう。
しかし、世の中は残酷ですね。
社長「半日休んだら、仕事復帰してね」
今まで我慢してたけど、この一言で何かが壊れました。
借金で家族との関係も悪化
仕事がこんなひどい状態でしたので、休みの時は寝るのが主でした。
しかし、趣味や楽しみが当時なかったので、自分を満たすためというか、ギャンブルに手を出すことになります。
あとはおきまりのパターン。
ギャンブルで勝てるはずもなく、自分の給与では立ち行かず、借金をしてしまう。
ヤミ金融に手を出すことはなかったが、消費者金融だけで500万以上の借金を背負うことに。
自分のなけなしの貯金では返済できず、結局は母親に肩代わりしてもらうで返済はしたものの、家でのぼくの立場は微妙で、家族間での軋轢も生まれてしまった。
自業自得ですが、毎日金の事ばかり言われて家にいる場所がなくなっていきました。(と俺は当日思っていた)
恋人が自殺してしまった
これだけでもどん底と思う方もいるかもしれませんが、まだなんとかなりました。
自分には当時恋人がいました。
唯一の心のよりどころでした。彼女の前では唯一人間らしくあることができたかなと今となっては思う。
俺の仕事の悩みも聞いてくれて、「できるだけ頑張ったほうが良いよ」と励ましてくれれていた。
借金してお金はなく、今となってはまともなデートとかはできなかったけど、俺は幸せだったし、彼女も幸せと言ってくれていた。
笑顔がとてもステキな女性で、天使のような存在でした。
今となっては間違いだった気もするけど、この状態であっても、彼女のために頑張ろうって思っていたものです。
しかし、唯一の拠り所も失うことになります。
自殺しちゃったんです。
当時彼女はJR大井町から歩いて15分ほどの場所に住んでいて、デートの帰りはいつも、俺が駅から家まで歩いて送って行っていました。
でもある日のデートの帰り、俺は家の用事があって駅で彼女と別れてしまい、送ることができなかった時がありました。
その日に暴漢されてしまったのです。
殺されはしなかったけど、彼女の心は殺されたも同然。
ぼくなりにフォローしようと色々試みましたが、彼女の心を癒すには至らず、2人の仲は微妙になっていきました。
そして事件から2週間後に自分で生涯を閉じてしまう。
最初は冗談かと思いましたよ。ただ寝たふりしてるんだろうってね。
ぼくがあのとき送っていればと、今でも後悔の念に駆られることがあります。
遺書が遺されていました。公開はしないですが、今こうしてぼくが経験したことよりも苦痛でもう生きてられないってことが書いてありました。
本当に辛かったんだろうな、って思いより、こういう辛い思いをさせたのはぼくのせいだ、と自分を追い詰めるようになりました。
今までの辛い流れから余裕がなくなっていったんですね。
これでいよいよ俺も駄目だと思った。
少し話が逸れますが、こういう悲しい話は世に出すべきでないという方もいらっしゃると思いますが、ぼくは逆です。
こういう経験を誰かしらに伝えることによって自分も前に進めるし、この話から得る何かもあるかもしれないと思って記事にしたことをご案内しておきます。
自殺を決意するが・・・
こんな3重苦ありえん!と思い、すべてを投げ出して自殺を決意します。
会社を無断欠勤し、家出をしてさまよいました。
気付いたら渋谷にいました。
首吊りが良いかなって思って、某ショップでロープを買い込み、場所を探していました。
しかし、なぜかさまよってるうちに眠くなってきたんです。
気付いたらカプセルホテルに泊まっていました。
その日は12時間ぐらい寝たことを記憶しています。
久しぶりにまともに寝たからでしょうか、スッキリした気分になっていました。
そしたら不思議とお腹が空くではありませんか。
ラーメンを貪りました。久しぶりにうまいと感じた瞬間だった。今までも食べてはいたけど、生きるためのエサとしか思ってなかったので、格別だったなあ。
こうしてるうちに、自殺することを忘れたというか、自殺する気が無くなっていきました。
睡眠・食欲を満たしていたら、性欲も出てきて、自分で処理してたっけか。
結局、現金が2日間で尽きて、家に電話し戻ることに。
これらでぼくの命は救われたのであった。
この件で本当に多方面には迷惑をかけました。家族、知人、友人、会社の人などなど。
その後は割愛しますが、環境を変えることができて、今こうして生きています。かなり幸せです。
人生は悪いことばかりではありません。
ぼくはどん底と思っていましたが、こうして這い上がることができるんです。
死にたいと思ったら、まずは逃げてみよう。何かが見えるはず。
自殺しなかった理由を分析
自殺しなかった(できなかった?)原因を冷静に分析すると実に単純でした。
目の前の環境から逃げた。
自殺しようと決意した後、無断欠勤・家出をしたことが、環境から逃げたってことになります。
仕事は投げ出さずにずっとやっていたのに、なぜこの時に逃げ出したのだろう?
きっと人間の防御本能によるものだと思う。
心身ともに正常な人間であれば、誰しも逃げるという選択肢は本能的に選ぶものです。本当に怖いものがあったら逃げますよね、人間だったら。
しかし、いろんな外的要因やストレスなどでこの防御本能が上手く働かないのがうつ病だったり、ぼくのように自殺を試みてしまうってこのなのだろうと思います。
ぼくは心身ともに正常でなかったけど、この防御本能がかろうじて残っていたから生き延びれたのだと感じている。そこは本当に幸運だったと。
逃げることは悪いことではない。
今の社会(というか会社)は逃げることは悪だ、と言うような風潮があります。
でもそれは違う。逃げて良いのです。
逃げること=人間らしい ってことじゃないですか。
三大欲求を満たしていれば、人は死ぬ気にはならない
普通の人が死にたいと思わない理由。それは三大欲求を満たしているからに他ならない。ぼくはこう断言します。
食欲や睡眠、性欲を満たしていれば、精力的な活動ができます。精力的活動してる人に死は意識できない。
三大とも満たすに越したことはないが、睡眠と食欲は生きていく上で必須項目なので最低限この2つは満たす必要はあるでしょう。
逆に三大欲求を全く満たせなくなり、逃げ場がなくなった時に「死」を選ぶのかなあなんて思ったりして。
死は究極ですから。死ねば、食欲も睡眠も、性欲も満たす必要がなくなります。ただし、存在もなくなっちゃうんだけどね。
人間らしく生きるために環境を変えよう
まとめになりますが、ぼくが自殺しようとしたが、踏みとどまった経緯を長々と書いてみました。
自殺することはよくないことです。何がダメって、いろんな人に迷惑かけちゃうから。
それに、どうせ放っておいても人はいつか死にます。だったら、好きなことして死にましょうよ!こと。
生きることなんて実は簡単なことで、人間の基本的な欲、すなわち三大欲求を満たしていれば良いだけのことです。
では、今満たしてなくて、満たすにはどうしたら良いか?
そう、環境を変えれば良いのです。
環境を変えることは時により難しいと思うかも。でも、死ぬことより簡単なことですよ、環境を変えるということは。
死にたい!ってパワーがあるぐらいなら、それを生きることのために使ったらどうですか?
ぼくは環境を変えたら本当に良くなりました。
仕事の給与は決して高くないけど、美味しいものを食べることができて、食欲を満たしているし、睡眠も取れ、性欲も発散できている。
実に人間らしい生活が送れています。
人は誰しも人間らしく幸せに生活する権利を持っています。それを自分から放棄するなんて実に愚かなこと。
こうして過去にこんなことあったんだなあ、ってブログに書いている。実に不思議な感覚です。
もし、今の境遇が嫌で死のうと思ったあなたへ。
- 今の境遇から一瞬でも良いから離れてみよう
- 取り敢えず、寝て考えてみよう
- 死ぬ前にとびきり美味しいもの食べてみ?
- セックスや自慰で気持ちよくなってみたら?
どうせ最後だし、これらをやってから死んでみたらどうですか?
きっとこれらを実践できたら死ぬことを思いとどまることに違いありません。